三重県津市の神社

津市内にある神社のご紹介

神社の境内

結城神社

津市大字藤方にある結城神社(ゆうきじんじゃ)はしだれ梅で有名で、毎年3月頃には大勢の梅好きが集まる神社です。 2月の頭ではまだ早すぎで3月下旬だとちょっと遅いので、3月上旬から中旬が最も梅を観賞するのに適した時期になります、結城神社では。 しだれ梅まつりはピークを迎えるタイミングの前後にまたがって開催されておりますので、この期間中だから満開だろうと足を運んでも ひょっとしたら3分咲きの梅しか見られない場合もあるので注意しましょう。 この神社は後醍醐天皇を奉じていることで知られており、また建武中興の樹立に貢献した人物を祀っている古い神社です。 その人物の名前は結城神社という名前から推理できそうですが、結城宗広公のことに決まっています。 結城さんはこのあたりでは昔から名の知れた人物で、結城明神や結城塚と呼ぶ人も昔からいたらしいです。 この神社へのアクセスは電車だとJRか近鉄の津駅が最寄駅になり、そこからバスに約20分乗って到着になります。 運賃はどこからやってくるかにより異なるので各自調べてください。 自動車でお越しの方は伊勢自動車道の津インターで降りるのが近そうで、駐車場はかなり広くて無料なのでなかなか便利でしょう。 ですが祝日は混雑すると予想されますので公共機関がお勧めです。

護国神社

津市の広明町にある護国神社(ごこくじんじゃ)は名前からもわかる通り、国を護ることに関係の深い神社です。 ここには戊辰の役で戦死した6万以上の三重県の藩士の御英霊をご祭神として、明治時代から祀っているとのことです。 わかりやすく言えば、国の繁栄のため、平和のために殉じた多くの藩士の英霊を祀っているので、国を護った人達のためにつくられた神社になります。 始まりは明治2年、津八幡宮に津藩主の藤堂高猷公が小祠を建てたのが護国神社の元になっており、それからいろいろな出来事がありましたが今に至ります。 どんな出来事があったのかちょっとだけ書き記すと、建てられて40年が経過した年に現在の場所にお引越ししてきました。 また昭和に入ってからの話ですが戦時中には空襲で大部分が焼けてしまい、一部を除いてほとんどが消失してしまったそうです。 ですが昭和32年にいろいろと建て直し、それからもコツコツとあちこちを改装したり新築して今のような護国神社の姿になりました。 これが最終形態ではなさそうですし今後も度々改修したりされるでしょうから、何年かおきに写真撮影をしてアルバムに閉じておけば護国神社が どのように変わってきたのかを知ることができる資料になるでしょう。 実際に津市民の中にもそれをやっているカメラマンがいるかもしれません。

谷川神社

津市の押加部町に所在する谷川神社(たにがわじんじゃ)は、この地方の学者である谷川士清翁の功績を称えて建てられた神社です。 これだけでも比較的新しい神社ということは伝わるかと思います。 戦国武将にゆかりのある神社なら戦国時代からの歴史があると考えるのが妥当ですし、学者さんの神社なら学者という職が存在していた時代からの 歴史しかないと思うのが当たり前だからです。 谷川神社を作ろうという運動は明治時代から始まって、国が許可を出したのは大正14年とのことです。 100年も経過していないのでかなり新しいと言えるのではないでしょうか。 建物だけはここ最近建て直したから新しいよ、という神社やお城は全国にいくつかありますが、創建されてから100年未満だと神社としては まだまだ新人の部類に入るでしょう。 もともと何かを奉っていたものが神社に昇格した、ならともかく何もない所に創建された、しかも対象は学者さんなのでちょっと珍しいかもしれません。 谷川さんは石が好きだったそうで、ただそれだけの理由でこの神社の社殿は高さ1メートルに積んだ石の上に建てられています。 苗字が谷川の方はもし三重県にやってくる機会があったら、谷川士清翁さんの親戚ではなくても谷川神社へ寄ってみると面白いかもしれません。